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好きなことで生きていく
本当に心と身体が必要としていることは何なのか...
輝く女性の生き方図鑑 Vol.52
40代 夫婦ユニット「喜楽童Toshi&七海」


今日は、全国で年間100回以上の演奏活動をしている
夫婦ユニット「喜楽童Toshi&七海」の小島七海さんのご紹介。
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今回初めてお会いした七海さん。
その存在自体がとてもナチュラル。
お化粧っけのない素肌はとてもキレイだし、年齢よりも若々しい。
上手くは言えないが...、その若々しさは、アンチエイジングみたいなものではなく
どこか子どもがもつような屈託のない、純粋な輝きのように感じた。
この感じは...、いったいどこからきているのだろう...。 料亭を営むお家に生まれた七海さん。
小さい頃から、長唄や三味線に触れ、七海さん自身も3歳の頃からピアノに親しんでいた。
当たり前のように音楽が身近にあり、歌うのもピアノを弾くのも大好きで、
中3までは、文化祭や学校行事では必ず伴奏を任されたし
当時好きだったユーミンの歌をコピーしたりもしていた。


同じように小さい頃から付き合ってきたのが、アトピー。
その症状はかなりの重症で、
3歳の時には、二十歳まで生きられないかもしれないと言われる。
高校生になってもアトピーとの付き合いは続き、薬の影響で身体もしんどく、
あまり学校へ行かなくなり、ずっと続けていたピアノもやめてしまう。
学校へも行かず、違う学校の子とつるんで遊ぶ毎日。
思春期に入った七海さんにとってアトピーは、可能性に蓋をするものになっていたのかもしれない。
「どうせ自分なんて...」そんな自暴自棄な気持ちでいた。
そんな高3のある日
事故にあい、前歯を折る大けがをする。
前歯の折れた自分の悲しい姿に呆然とし
毎日みる夢の中でも、身体中が痛くて辛い。
もしかしたら、自分は死んでもずっと痛くて苦しむのではないか...。
そんな気すらしてきて、
「このままでは、絶対いけない。」「このままでは、死ねない。」 と
現状から抜け出す決心をする。
高校卒業後は、自暴自棄な生活を改め、稼業を手伝っていた。



その後、20代~30代で2度の結婚。4児の出産を経験。
子どもも自分と同じようにアトピーだったことや
祖母がガンになったのをきっかけに
本当に心と身体が必要としていることは何なのか...
自分自身を見つめ、癒す事を始める。
食事、環境、アロマ、ヨガ、マッサージ...
ありとあらゆることに興味をもち、自然食のお店まで始め、
気がつけば、食・環境・自然療法などの教室や講演、イベントを開催し
心地よく自然と共生していく方法を提案していくようになっていた。
小さい頃から、ずっと死を身近に感じ
好きだから... というよりもむしろ
自分が生きるために、必死でやっていた。



そんなある日、夢を見る。
たくさんの人がくるくると回りながら、楽しそうに踊っている。
鳴り響く、不思議な音色。
「あなたも踊らないの?」と何かが囁いてくる。
その風景や聞こえてくる音色など、目が覚めてからも鮮明に残っていて
更にその中でも、ある知人女性の顔がしっかりと記憶に残っていた。
すぐにその知人女性に連絡すると
自宅には、夢で耳にした音色、夢にみた楽器「ディジュリドゥ」がずらりと並んでいた。
「ディジュリドゥ」は、世界最古の木管楽器。
そんな楽器は、今まで全く知らなかったのに...。
この不思議な「ディジュリドゥ」との出会い。
「ディジュリドゥ」の音色に、心地よく導かれるようにはまっていき、
民族楽器などにも興味をもつようになる。
それでも、初めは自分が演奏するのではなく
サークルに参加して、演奏を聴いたり発表の場を作ったり。
セラピーの仕事などもしながら、演奏家のマネージャーのようなこともしていた。




39歳のとき、紹介で今のご主人Toshiさんと出会い結婚する。
Toshiさんは、音旅人として、数々の民族楽器の即興演奏と
オリジナルの歌を構成したヒーリングコンサートを全国的に展開していて
「ディジュリドゥ」の演奏もしていた。
しかも、その音色は七海さんにとって、とても心地い良い音。
ここでも導かれたような不思議な縁、繋がりを感じる。
初めはパートナーとして、コンサート活動やワークのサポートをしたりしていたが
ある台風の夜、暗闇の中で子どもたちのためにピアノを弾いたのをきっかけに
もう一度、音楽をやってみようと思う。
子どもの頃のように、楽譜通りに演奏するのではなく
自分の思うように、気持ちのままに弾いてみると
すごく楽しくなり始め、「ディジュリドゥ」も含め
いろいろな楽器を演奏するようになる。
一度は音楽をやめ、もう自分が音楽をするなんて思ってもいなかったし
してはいけないようにすら感じていたが
自然に身を任せてみると、やっぱりやりたかったのだと思ったし
自然に導かれていった。
現在は、夫婦ユニット「喜楽童Toshi&七海」として
ディジュリドゥ、ネイティブアメリカンフルート&ドラム、土笛、波紋音、三昧琴、
チベタンボールなど、民族楽器をはじめとする多様な楽器の即興演奏と、
自作の歌のギター弾き語りで、「いのちの大切さ」「自然との共生」をテーマに、
全国で年間100回以上の演奏活動をしている



まるで、何かに導かれるように...
自然に、今のスタイルにたどり着いた。
今の七海さんは、肉体的にも精神的にも解放されていて
気持ちいいくらいにナチュラル。
それは、辛いことも楽しいことも、いろいろなことを経験したうえで
必要のないものだけをそぎ落としたようなそんな感じ。

それが、子どものような屈託のない、純粋な輝きに繋がっているように感じた。


今年の秋には出版も予定し、現在執筆中なのだとか。
過去を思い出して、書きつづるうち、
過去をすべて受け入れることができたのだという。
出版も、まるで何かに導かれるように進んでいる。


「自分が自然であればあるほど、導かれていくのかも。
執着して、探しているうちは、それはやってこないかなぁ~。
でも、探す事が悪いのではないのよ。
そういう時期も必要だから。」

そう語ってくれた七海さん。




七海さんの音楽、ワーク、本... は
自分の中にある忘れていたものを導きだしてくれるのかもしれない。。。




七海さぁ~ん、素敵なお話をありがと~~~~。
出版されたら、紹介したいので必ず教えてくださいね~~~~!!





「喜楽童Toshi&七海」ホームページはこちら⇒


お二人の演奏はユーチューブでも聴くことができます↓↓




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岡山のおうちのお庭でのお写真。七海さんの日々の暮らしぶりが想像できます。素敵ですね~♪




七海さん、素敵!!って思われたら...

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