輝く女性の生き方図鑑 Vol.51

今日は、もうすぐ還暦をむかえるという小島美代子さんのご紹介。


幼稚園の頃から、お裁縫が大好きで
ミシンをかけていたという美代子さん。
「デザイナーになりたい」そんな夢を抱き、洋裁学校へと進む。
その後、お針子の仕事を経験。
やがてブティックで、オーダーの洋服のデザイナーをするようにまでなる。
デザイナーになりたいという、幼い頃からの夢をかなえた。 やがて25歳で結婚、出産。
その後、自営業だったご主人の仕事を手伝うため
デザイナーの仕事を辞める。



経理から集金まで、あらゆる業務を手伝った。
ご主人のご両親とも同居し、とにかく家族のために
仕事や家のことを必死でこなしてきた。
好きな仕事...　なんて考える暇もなかった。

が...、

45歳の時、ご主人とともに必死で守ってきた会社が、倒産する。



オーダーで洋服を作るなど、得意の縫物で家計を助けた。
この時期も、美代子さんは必死にできる限りのことをして
家族を支えた。
そんな生活もなんとか落ち着いた頃、

再び...

美代子さんを辛いでき事が襲う。



50歳になった美代子さんを待っていたのは、病気との闘いだった。
病名は、パーキンソン病。
身体が固くなり、思うように動けなくなっていく。
今まで、真面目に一生懸命にやってきたのに...、
なんで私が...と
初めの頃は、ずっと泣いて過ごした。
人と話をしていても、涙が止まらない。
一時は55キロあった体重も、42キロまで落ちた。
本当に先の見えない辛い日が続いた。



6年前、意を決して埋め込み手術を受けた。
そのお陰で、症状は随分落ち着き
大好きな裁縫ができるようにまでなった。
最近では、洋服やカバン、ポーチ、パスケース、スカーフなど
毎日いろいろなものを作って、販売したり、プレゼントしたりしている。
パーキンソン病と闘う、全国のたくさんの人たちが集う会にも参加し
前向きに生きている、楽しい仲間たちにもたくさん出会った。
毎日が、すごく楽しいのだそう。
今は、パーキンソン病になって良かったって思える。



もうすぐ還暦をむかえる美代子さん。
若々しく、その表情はイキイキとしている。
60歳から、もう一回生きなおそうと思っているんだって。
ずっと家族のために頑張ってきたけど
今は、自分のために時間を使うことができるのが
幸せだし、楽しいのだという。

人生いろいろあるけど、いろいろあった方が楽しいじゃない。
笑いながら、そんな風に語ってくれた。


アトリエをもつことが夢。
相手を見ただけで、寸法を測らなくても洋服が作れるのだとか。
自分のもっているものを伝えていきたい。


病気に負けず、生きることに前向きな美代子さん。
お会いできて、本当に良かった。
わたしも、生きている限り前向きに、まだまだ頑張らなくては！！



美代子さぁ～ん、素敵なお話をありがと～～～～！



追伸
美代子さんは、小島知実さんのお母様。
今回、素敵なお母様をご紹介いただいて、小島さんにも感謝♪
「辛い時期、娘が随分支えてくれた」と、お母様はおっしゃっておられた。
小島さんのパーティードレスをお母様が作られたりもするそう。
素敵な親子です。
お母様を支えながら、いつも笑顔で周りの人に気づかいをされる小島さん。
お母様にお会いして、益々小島さんの素敵さも実感した。







美代子さん、素敵！！って思われたら...

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