30代 独身 WEBクリエイター
今日は、"たあこ" こと 後藤貴子さん。
ミュージシャン... ではない。 今をトキメク WEBクリエイター。
お店や商品を紹介するホームページをつくる...というよりも
みた人が 「面白い!」 とか 「楽しい!」 とか 「すごっ!」 とか
感情を動かされるような イベント的なホームページづくりの
総監督みたいなお仕事をしている。
企画から始まり、絵コンテも描くし、カメラチェックもする。
チームをまとめ、全体を見渡して1つの作品に創り上げていく。
音楽あり、ゲームあり、映像あり、CGあり... 。
インターネットを使い、いろいろなことに挑戦している。
面白そうなお仕事でしょ。
特別なお仕事 のような気がして
自分には、無理な世界だな... なんて思ってしまいません??
若い頃から、専門学校で勉強しなきゃ とか。
センスがないとね~ とか。
でも、たあこさん。
絵が上手いとかでは、全然なかったんですって。
今の仕事を始めたのが27歳。
しかも専門学校などにも行っていない。
大学時代は、考古学の勉強をし
考古学研究室でアルバイトをしていたことも。
希望していた学芸員のポストに なかなか空きが出ず
その後は、派遣でいろいろな仕事をすることになる。
派遣された先々の会社で、ビジネスマナー、営業、
ビジネスソフトの使い方、サーバーの知識、メールの仕組みなどを学んでいく。
職種を選んでいたわけではない。
でも、どこへ行ったって、きっちり何かを習得してくる。
そのうち、営業アシスタントをしていた大手通信会社で
ウェブサイトに興味を持つようになる。
自分で本を見ながら、見よう見まねで作ってみる。
面白い!
この仕事をやってみたい。
そう思い、27歳でこの世界の扉を叩いた。
が・・・
現実は 厳しい。
面接では、 「今さら、その年齢では、遅いよ」 と言われた。
「ムカつく!!」
落ち込むどころか、やる気にスイッチの入った たあこさん。
やっと何とか就職できたものの
何もできない。何もわからない。
誰も何も教えてくれない。
ここから、たあこさんの 睡眠3時間生活が始まる。
毎日、仕事を終えると、自宅で独学で勉強。
本を見ながら、いろいろな技術を試し 習得していく。
いろいろな作品を作ってみる。
そんな生活がつい最近まで、5~6年も続いたという。
やってもやっても追いつかない。
周りについていこうと必死だったそうだ。
年下にだって、自分よりすごい人はいっぱいいる。
この時期から、プライドも捨てたという。
なんか、かっこいい。
センスがない...と諦めるのは簡単だ。
どれだけの人が、そんな努力を積み重ねることができるのか。
"プライドを捨てた"と語るたあこさんに 本当のプライドを感じる。
いくつかの職場を経験し、自宅での独学を続け
気がつけば、「何もわからない奴」だった たあこさんが
チームをまとめ、チームを指導する立場にまでなっていた。
自分のやりたいことは わかっている。
自分のつくったもので 人を笑わす。人を喜ばす。 こと。
たまたま そのツールがWEBだっただけ。
もしかしたら、これからツールは
変わるかもしれないし、増えるかもしれない。
この春、勤めていた会社を辞めた。
秋からの再始動に向けて、いろいろな人に会い
エネルギーをチャージしながら、今は準備をしている。
9月には個展の予定もあり、面白いイベントの企画もしているらしい。
キラキラと澄んだ目で語る たあこさん。
この人なら、なんだってできる そう確信した。
たあこさん。
まだまだ あなたから目が離せないよぉ~~~~。
最後に 聞いてみた。
「たあこさんのように独学で、
今からWEBクリエイターを目指す事も可能だと思いますか?」
「はい。できると思います。 諦めずに続けられれば! 」
センスは磨かれる。
最初、センスがなかったとしても、磨けば光るんだよね。
あとは、磨きつづける"情熱"があるか だよね!
勇気が湧いてきたよ。
たあこさん ありがと~~~~~~~!!
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