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手に職のある人
あともう少しだけ頑張ってみよう。
輝く女性の生き方図鑑 Vol.19
30代 独身 お寿司屋の板前



今日は、お寿司の板前 林弘美さんのご紹介。
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弘美さんは、大阪天満にあるお寿司屋の板前さんだ。
小学校の頃、ラジオを買うお小遣い欲しさに
父親の営む寿司屋を手伝ったのがきっかけで
いつしか自分も寿司を握りたい...そう思うようになった。
中学校を卒業してすぐ、板前としてこの道に入る。




女性のお寿司の板前さん。
と聞いたら... どんなイメージを持つだろう...?







仕事を始めてすぐに、待っていたのは






「なんで女が寿司握るねん!!」


そんな批判の声だった。 何度もお客さんからそんな言葉をあびせられた。
時には、女性の板前だと知ったとたん、帰ってしまう人もいた。


悔しい。
何度も辞めようと思った。




15~20歳くらいの間は、とくにつらかった。
思春期。友だちは、綺麗な制服を着て高校に通っている。
自分は、汚い服を着て、髪も短くして、お化粧もできない...。
友だちを街で見かけると、そんな自分が恥ずかしくて隠れたりしていた。




それでも、応援してくれるお客さんが少しずつ増え
22歳のときには、「日本早握り大会」で優勝。
テレビを見て、更に遠方からも「応援するよ」と駆けつけてくれるお客さんもいた。





20歳になったら辞めよう。
25歳になったら辞めよう。
30歳になったら辞めよう。
そう思いながらも、そんな人たちに支えられ、結局続けてくることができた。





たくさんのお客さんとの出会いが弘美さんを支えている。
お客さんとの間には、ドラマもある。





ある番組の取材で、スタッフと一緒にADの男の子がお店に来た。
一番人気の穴子のお寿司を 取材スタッフみんなに食べてもらったが
「ADは、食べなくていいんや」 そんな空気だった。

「そんなん関係ないやん!」
ADの男の子にもお寿司を出し、食べるよう促した。
「美味しい」と喜んで食べてくれた。


翌日、その彼がお礼にやってきた。
実は、昨日の取材の日、朝から何も食べていなかったのだという。
仕事にも行き詰まり、辞めようかとも悩んでいた。
でも、弘美さんの気配りに救われ、「頑張ろうと思う」と言って彼は帰って行った。


それから5~6年後、ふらりとまた彼が遊びに来てくれた。
まだ仕事を続けていて、おまけに出世もしていた。
更にその2~3年後、また会いにきてくれた。
今度は、プロデューサーという立場で取材に来てくれたのだ。
「お寿司と言えば、ここしか思い浮かばない」
そんな風に言ってくれた。





男性社会で、孤軍奮闘している弘美さんの姿に
秘かに励まされている人は少なくないのかもしれない。
応援しにきて、そして自分もまた励まされているのかもしれない。
だから、みんな奴寿しに集まってくるのだ。




辞めたくて仕方のなかった仕事も
今では、楽しくなっている と語ってくれた弘美さん。
たくさんのお客さんとの出会いがある。
「女だから...」と言われることもほとんどなくなった。
特にこの1年は、素敵な出会いが続いたらしい。




負けずに頑張ってきた、今の弘美さんだからこそ
出会える人たちがいるのではないか。




苦しくなっても、あともう少しだけ頑張ってみよう。
きっとその先には、もうひと踏ん張りした人にしか
見ることのできない景色がある。




ハッピを着る弘美さんの笑顔が
すごくカッコ良く、心に焼きついた。
わたしも励まされた。



弘美さん、素敵なお話をありがと~~~~!
弘美さんのこと、すっごく好きになりました!!




奴寿しに行きたい方は、お店の詳細はこちらから⇒

安いし、旨い! 是非行ってみてくださいね~。 わたしも近いうちにまた行きます!



女性のお客さんも多く、一人でくる女性も少なくないそうですよ。
数名集まる時には、予約すればお座敷もあります。


優しいお父さんも待ってまぁ~す♪
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お寿司もいただきましたぁ~。
すっごく美味しかったですぅ~~~。

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