輝く女性の生き方図鑑 Vol.12
20代　看護師


今日は看護師の浅田百合ちゃん。


百合ちゃんは、３つ子の真ん中。
いつも３つ子の姉妹に比べられて育ち
自分に自信が持てずにいた。
もっと認められたい と、ずっと思っていた。



小６の時、妹がアトピーで通っていた病院の
看護師さんに一目ぼれ。
小学生の頃から、将来は看護師さんになると決めていた。


看護師さんは
○人の役に立てる
○やりがいのある
○責任のある仕事だ



看護師さんになれば
「人に必要とされる人間になれる」
そう思った。



いじめにあったこともあったし、
専門学校に通っていた頃には、対人恐怖症にもなったが
看護師さんになることだけは諦めなかった。 念願の看護師になり、仕事に専念した。
しかし、夜勤が続き、３年で体調を壊してしまう。
ガン病棟にいたこともあり
体力だけでなく、精神的にも疲れていたのかもしれない。
健康の見本でいなければいけない私が、不健康。
看護師には向いていないのかな...と悩んだりもした。




ガン病棟で接していた患者さんから
何度か元気なころの話を聞いた。
病気になる前の、病院の外での生活を
生き生きと楽しそうに話す患者さん。




病院の外の世界を見たくなった。
異業種の勉強会に参加したり、
自分の知らない世界のいろいろな人に会った。




そこには、夢や目標をもって
ワクワクしている人たちばかりがいた。
自分も変わりたい。
そう思って、看護師の仕事が終わると
毎日そういう場に顔を出した。
今では、出会った方の営業のお仕事のお手伝いもしている。
営業をしている...というよりは、
毎日勉強させてもらっているのかもしれない。




相手の立場に立って考えなければ、売れない。
相手の立場になって考える...　看護師の仕事にも大切なこと。
今は自分磨きの時間だと思っている。




結果として、朝から晩まで働いている百合ちゃん。
なんでそんなに頑張るの？




１９歳のとき付き合っていた彼のお父さんが自殺をした。
ガン病棟では、いろいろな人の死に向き合ってきた。



人生一度きり。
自分の可能性をもっと知りたい。
自分に自信を持てるようになりたい。
そう思って頑張っている。




心にも変化があらわれてきている。
あまり折り合いの良くなかったお母さんに、最近
「産んでくれて、ありがとう」
ということができた。
結婚３０周年には、旅行をプレゼントしたいと密かに計画を立てている。




病院の外で、大切なことを学んでいる。
あと２年くらいは、外での学びを続けようと思っているんだって。




大好きな看護師の仕事だから
いずれは、今の経験が看護師の仕事に生かされるのではないかな。
それが、どんな形になるのか...
まだまだ見えないパズルのピースをはめている段階だけど
きっと、どこにもないような絵が完成するのではないかなと思う。




百合ちゃんとは、ある勉強会で出会った。
一番前の席に座り、まるで「サクラ？」と疑いたくなるくらい
講師の話に大きくうなずき、笑い、ナイスリアクションをする。
そんな百合ちゃんが素敵だなぁと思った。




頑張っている百合ちゃんから刺激をもらいました。
ありがと～～～～～～。






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