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女医・医療関係者
高校生の時に抱いてた想いは、確実に今に繋がっている。前編
輝く女性の生き方図鑑 Vol.82
30代 保健師、抗加齢指導士 2児の母


今日は保健師、抗加齢指導士として活躍するワーキングマザー坂井望紗都さんのご紹介。
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今回のインタビューは、望紗都さんの勤務する病院へお邪魔させていただいた。
すらりと背筋の伸びた白衣姿で現れた望紗都は、噂に聞いていた通りの美人。
病院よりもエステサロンが似合いそう。
以前には、着物のモデルもされていたという京美人。
一方、その上品な雰囲気とは裏腹に、会話の端々に「関西人」の匂いもする... 笑
パワフルでとても親しみやすい素敵な女性だった。


両親ともに病院勤務の家庭に生まれた望紗都さん。
病院敷地内の社宅で育ち、小さい頃から院内を走り回って育った。
いつも周りには医師や看護師がいる...それが当たり前の毎日。
医療や福祉というものを常に身近に感じ、
子どもながらに、その大変さや忙しさも目の当たりにしていた。

当時の将来の夢は、学校の先生。
医療や福祉はあまりにも身近な存在すぎて、逆に全く興味がなかった。 その後、女子高へと進学。
世の中はバブルの真っただ中。
華やかな女子大生がもてはやされる中、
周りの友だちは皆大学に進学し、OL、そして結婚... そんな人生を思い描いていた。
望紗都さんは英文科へ進むつもりをしていたが
将来はOL、結婚...という道ではなく、
自分にしかできないような専門的なことをしたいな...
そんな想いを漠然ともちつつも、具体的な「何か」を見つけられずにいた。




受験を控えた高校3年生の秋、望紗都さんは盲腸で突然入院する。
その時担当してくれたお医者さんや看護師さんがとても素晴らしく、
それは、子どもの頃から身近だった医療や福祉の仕事を
今までと違った客観的な視点で、改めて見つめる機会となった。
興味をもち、周りの医療従事者に話を聞いてみると、
医療といっても、保健師や助産師など幅広い選択肢があることも知る。
医療についての自分の世界がぐっと広がり、
専門職としてそういう道へ進むのも良いのではないか...そんな想いが芽生えた。
特に、命をつかさどる助産師や
子どもに命の大切さを伝える養護教諭という仕事に興味をもち、
3年生の秋にして大きく進路を変える決意をする。




いきなりの文系から理系への転向。
友だちのほとんどは内部進学。
両親など周りからは反対されたり、「無理」と言われたが
いったん目標の定まった望紗都さんの意志は固い。
集中して勉強し、無事看護学校へと進学する。



勉強にバイトに遊びに...忙しいながらも充実した学生生活を送っていた望紗都さん。
看護学校で学びながら、産婦人科でのアルバイトも始めた。
お産や中絶の現場にも立ち会うなどあらゆる経験をさせてもらった。
「産む人」もいれば「中絶する人」もいる。
この時期の望紗都さんは、「命」についていろいろなことを考えた。
「産まれてくるってすごいんだ。」と実感するとともに、性教育の必要性も感じた。
その後、「命の大切さを子どもたちに伝えたい」と養護教諭を目指すために保健専攻科へと進学。
しかし当時は養護教諭の採用募集がほとんどなく、ギリギリまで募集を待ちつつ
学校からの強いすすめもあり、
行政が行う保健師の就職説明会にも参加することになった。



そこで聞いた現役保健師さんの
「保健師という仕事は、赤ちゃんがお腹にいるときから、その後の成長、
そして年をとって老いていくまで... 人間の一生にずっと関わる仕事。」

そんなお話に感銘を受けた望紗都さん。
「人間の一生に関わる」という広くて、かつ深い仕事。
命の大切さは、学校の中でなくても伝えることができるかもしれない。
偶然参加することになった就職説明会を機に、保健師の採用試験を受け
市の保健師職員として採用されることが決まった。


こうして、保健師職員として仕事をスタートした望紗都さん。
彼女を待ち受けていたのは...。



長くなりそうなので、この続きは明日へ...。



望紗都さん、素敵!!って思われたら...

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